MACアドレスリストの書式

MACアドレスフィルタ機能で使用するMACアドレスリストの書式

書式の概要

ファイル名
任意
改行コード
CRLFまたはLF
書式の概要
1行に1個のMACアドレスを記述する
1. 記述例
00:00:5e:00:53:01 # comment1
00:00:5e:00:53:02
# comment2
00:00:5e:00:53:0D
00:00:5e:00:53:79
 
00:00:5e:00:53:05
  • 1行ごとに1個記述します。
  • "#" 以降はコメントとして無視されます。
  • 空行は無視されます。
  • 最大レコード数はファイルサイズにより制限され、1ファイルあたり512KBまでのリストを読み込めます(コメントや空行を含まない場合で約29,000個)。
  • MACアドレスの記述について、"0"の省略はできません。
  • 大文字と小文字は区別しません。
  • 8bitごとに":"で区切る記法のみ使用できます("-"や"."で区切る記法は使用できません)。

重複に関する注意

MACアドレスの直接指定とMACアドレスリストファイルを併用する場合や、複数のMACアドレスリストファイルを 使用する場合、同一MACアドレスの重複登録に注意してください。
  • MACアドレスリスト内ではMACアドレスの重複はチェックされません。
  • 重複して登録され、かつ処理方法(pass/block)の異なるエントリがある場合、後から読み込み完了したルールが適用されます(コンフィグの記述順によりません)。
  • あるMACアドレスリストから読み込み済みのMACアドレスを別のMACアドレスリストへ移動させた場合、次の更新時に意図通りに反映されない場合があります。

URLの変更について

コンフィグに記述されたリスト取得元のURL文字列を変更すると、以前に取得済みのリストの内容を直ちに破棄したうえで新たなURLからのリスト取得を試みます。

リストの取得失敗について

次の場合はリストファイルの取得(ダウンロード)が失敗します。
  • ファイルサイズが512KBを超えている
  • 読み込みに必要な空きメモリが不足している
  • 1回のリスト取得につき、30秒経過時点で取得が完了しない

リストの取得に失敗した場合は1分後に再取得を試み、最大10回リトライします。10回のリトライ以降のリスト取得は、コンフィグに設定された定期取得間隔に従います。

リストの取得に失敗したとき、以前に取得成功したリストを保持している場合は、取得済みのリストの内容を維持します。

リストの読み込み失敗について

次の場合はリストの読み込みが失敗します。

  • ファイルの内容が書式に一致しない
  • 空行を除く、MACアドレス、"#"(コメント)、または空白以外の文字で始まる行が含まれる
また、以下のようなファイルは動作保証外であり、エラーとなったり意図通りに動作しない場合があります。
  • 1行が1024Byte以上となる行が含まれるファイル
  • Macintosh形式のテキストファイル(改行コードが"CR"のファイル)
  • マルチバイト文字が含まれるファイル