スループットの測定
2つ拠点間でネットワークのスループットを測定することができます。
測定には、サーバ側及びクライアント側それぞれにSEIL、SA-W、またはIperfを使用可能な端末が設置されている必要があります。
注:
機種の組み合わせにより互換性がありません。ここではSEIL/X4およびSA-Wシリーズ(Iperf3互換)のスループット測定機能について説明します。
サーバ | クライアント | ベース実装 |
---|---|---|
SEIL/X1, X2, B1, x86 Fuji, BPV4 | 同左 | Iperf2 (NLANR/DAST) |
SEIL/X4, SEIL/x86 Ayame, SEIL CA10, SA-W1, W2, W2L, W2S | 同左 | Iperf3 (ESnet/Lawrence Barkeley National Laboratory iperf 3.10.1) |
測定内容
- ネットワークのスループット(bps)、ジッター(ms)、及びドロップ率 (%)が測定できます。
- ジッターの計算方法はRFC1889に準拠します。
- リオーダが発生したパケットはドロップと見なします。
測定方式
測定はサーバ/クライアント方式で行います。サーバ/クライアントとしてそれぞれ1台のSEILまたはSA-Wを使用します。
同時に複数のサーバまたはクライアントを使用する測定はサポートしていません。
クライアント/サーバ間で送受信する測定用トラフィックの量に応じて、実行時のCPU負荷が変動します。
- サーバ側
- 測定の待ち受けポート番号は5201(UDP/TCP)
- クライアント側
- サーバに向けて測定用トラフィックを送信する
測定用トラフィック
測定用トラフィックは帯域制御/優先制御機能の対象となります。